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そもそもプログラミングって何?概要や学ぶメリットを解説!

2020年からついに小学校でプログラミング教育が始まることもあり、今まで以上にプログラミングに注目が集まっています。ニュースを見てプログラミングに興味を持ったり、学習を始めようと検討したりしている人もいるのではないでしょうか。本記事では、「そもそもプログラミングとは何か?」という初歩的な質問に答えると共に、「プログラミングを学ぶことで実現可能なことや学ぶメリット」について解説します。

1.プログラミングとは

プログラミングとは、コンピュータに行って欲しい動作を指示書としてまとめることです。「プログラミング」というと専門的に聞こえるかもしれませんが、プログラムという言葉なら多くの人になじみがあるのではないでしょうか。プログラムには、「計画」や「予定」といった意味があり、たとえば、演奏会や運動会の演目や種目のスケジュールをまとめたものをプログラムと呼びます。コンピュータにおけるプログラミングも、同様にコンピュータが行う動作を順番に記述していく作業となります。

2.プログラミング言語とは?

プログラミング言語といっても、人間の話す英語やフランス語などの言語とコンピュータが用いる機械語はまったく別物です。機械語は0と1の情報から成り立っており、人間が機械語をスムーズに理解することは難しく、反対にコンピュータも人間の言葉を直接理解することはできません。しかし、人間の命令通りに動いてもらうためには、人間が扱うことができ、さらにコンピュータが理解できる言語を用いなければなりません。そこで、人間の理解しやすさと機械語への変換しやすさを考慮して生まれたのがプログラミング言語というわけです。

3.プログラミングを学ぶとできることの例

プログラミングの知識は仕事の選択肢を広げる可能性もあります。ここからは、プログラミング言語を学ぶことで実現可能となる作業の例を5つほど紹介します。

3-1. WEBアプリの開発

まず、プログラミング言語を学ぶと、プログラマーとしてWEBアプリが開発できるようになります。普段私たちが、パソコンやタブレット経由で閲覧しているWEBページもプログラムによって動いていますし、ページ内で動作するアプリもプログラムなしには成立しません。たとえば、TwitterやFacebookといったSNS、楽天やAmazonなどのECサイトなどはWebアプリケーションの代表例です。

3-2.スマホアプリの開発

プログラミングの知識があれば、スマホアプリも開発できます。スマホアプリとは、iPhoneやAndroid上のスマートフォンで動作するアプリです。AppStoreやGooglePlayなどのプラットフォームのおかげで、日々新しいアプリが誕生しています。スマートフォンの普及に伴い、スマホアプリの開発は重要性が高まっています。

3-3.システム開発

企業のシステム開発においてもプログラミングが活用されています。システム開発とは、一般的に社内外の業務を効率化してくれるものを指します。代表的な例は、銀行ATMの入出金システムや小売店の商品管理システムなどです。

3-4.ゲーム開発

プログラミング言語を学ぶと、ゲーム開発を行うゲームプログラマーの道も開けます。かつてと比べるとゲームの種類は非常に豊富です。プレイするデバイスも多岐に渡り、広く認知されているPS4やSwitchなどの家庭用テレビゲームのほか、パソコンで動くゲーム、スマホゲームなどがあります。これらのゲーム展開においても、プログラミングが多用されています。たとえば、主人公のコスチュームを切り替える、複数のイベントを同時に発生させるといった複雑なルールを実現可能にしているのもプログラミングです。

3-5.ロボットやAI開発

スマートスピーカーの普及などに伴い、私たちの生活により身近となっているAIもプログラミングによって動かされています。AIの精度が日々向上しているのは、あらかじめ学習機能がプログラミングされているためです。このほか、私たちの生活を便利で豊かなものにしてくれるとして、産業用ロボットや医療用ロボットのプログラミング技術への期待も高まっています。

4.プログラミングを学ぶメリット

プログラムの知識によって実現できるようになることを理解したところで、ここからは私たちがプログラミングを学習するメリットについて解説します。

4-1.必要とされる人材になりやすい

まず、これからの時代で必要とされる人材になりやすいといえます。スマートフォンなどの情報機器の普及に加え、AIやロボット技術がこれからの社会を大きく変えると予測されており、プログラムの知識を持つ人材へのニーズが高まっています。しかし、日本ではプログラマーやエンジニアの人材が不足しているのが現状です。経済産業省の見立てでは、急速な人口減少もあり、日本における人材不足は深刻化していくとみられています。人材不足が叫ばれている中、特にニーズの高いプログラミングを習得しておけば、将来的に仕事に困る状況にはなりにくいでしょう。ほかにも、家電や自動車など、さまざまな分野でもIT化による自動化が進んでおり、これらの自動化もプログラミングによって行われています。つまり、プログラミングをしっかり学んでおくことで、時代の最先端の仕事に携われる可能性も高まります。

4-2.論理的思考力が養われる

プログラミングの習得によって、論理的思考力が養われるという面もあります。なぜならば、プログラミングを作成する際には、目の前の課題を論理的に整理するという作業が不可欠だからです。たとえば、「どんな機能が必要か」、「機能の実現に必要な記号の組み合わせは何か」といったことを論理的に考えていかないと、プログラミングは成り立ちません。課題を体系的に捉えたり、ひとつ一つの整合性を意識したりするプログラミングの過程は、ロジカルシンキングの形成に大いに役立ちます。試行錯誤を繰り返しながら論理的思考力が養われることによって、物事に対してこれまでとは違った見方ができるようになるのも大きなメリットです。

4-3.アイデアを形にする体験ができる

プログラミングは、オリジナルのアイデアを具体的な形にして発信する表現手段にもなります。プログラミングは手持ちのパソコンを使って行えますので、基本的に開発にそこまでの費用がかかりません。しかも、インターネットを通じて、一瞬で自分のアイデアを世界中に発信することができます。リアルのビジネスでは、商品を仕入れたり、テナント代や人件費、広告宣伝費で莫大な費用が必要になったりすることも多く、しばらくは赤字が続くことも少なくありません。これに対し、プログラミングによるアプリ開発の場合は、実装までに時間はかかるかもしれませんが経済的な負担が少ないため、ローリスクハイリターンが狙えます。

5. 2020年にプログラミング教育が小学校で必修化!

世界中でプログラミング教育への動きが活発になっており、日本でも2020年からプログラミングが小学校で必修となります。ただし、いきなりコーディングなどを教えるわけではなく、プログラミング的思考を養うことが文部科学省の意図とするところです。「プログラミング的思考」とは、プログラムを組むときに必要とされる論理的思考のことです。プログラム言語のような専門的知識が必要かどうかは、子どもがこの先どのような道に進むかどうかで変わります。

 

しかし、プログラムを通じて育んだ論理的思考は、日々の生活や社会のさまざまな場面で役立つものでしょう。つまり、小学校でのプログラミング必修化の狙いは、「新しい技術や現代社会の課題に適応できる力を備えた世代の育成」にあります。IT技術は日々進歩しており、社会に新たな人材を送り出す役割を担う教育現場もその動きにキャッチアップすることが求められています。

6.独学でプログラミング言語を学ぶには?

パソコン作業が苦でない人の中には、独学でプログラミングを学ぼうと考えている人もいるかもしれません。インターネットで検索するほか、専門書も豊富にあり、プログラム学習に必要な情報は簡単に入手できます。実際に、独学で学ぶ場合は、自分が作りたいものと使用する言語を決めたうえで、その言語が学べる書籍を購入し、書籍に沿って学習を進めていくという人が多いことでしょう。しかし、独力でのプログラミング学習は、気軽にできる反面、理解や実装までに時間がかかるため挫折しやすいのが難点です。本気でプログラミング技術を習得したいという意欲があり、お金に余裕がある場合は、スクールに通う方が効率的です。プログラミングスクールに通うメリットについては、次の段落で詳しく説明します。

7.プログラミング教室に通うメリット

最後に、プログラミング教室に通うメリットを3つほど説明します。

7-1.モチベーションを維持しやすい

1つ目のメリットは、やる気が持続しやすいことです。なぜならば、プログラミング教室には、自分以外にも同じ目的を持った生徒が集まるため、自然と切磋琢磨する環境になるからです。「一緒に頑張りたい」、「負けたくない」といった気持ちが湧きやすく、独学よりもプログラミングへのモチベーションを継続しやすいといえます。また、生徒同士で情報交換をするなど、コミュニケーションを取れる楽しさもあります。お互いが作ったプログラムを見せ合うことが良い刺激となり、上達していくこともあるでしょう。

7-2.正しい知識が身につく

2つ目のメリットは、正しい知識が習得できることです。プログラミング教室では、プロが直接指導してくれます。書籍による独学の学習では、間違った解釈をしてしまうことがあるかもしれません。加えて、本に載っている情報がすでに古く、エラーの原因となる可能性もあります。しかし、教室ではまずプロが手本を見せてくれるため、最新の正しい知識を身に付けて学習を進めることができます。

7-3.分からないところを聞ける

3つ目のメリットは、分からないことがあれば、その場ですぐに質問できることです。プログラミングは、教科書に書いてある通りに進めても、思うように動かずエラーが出ることがあります。特に、プログラミング初心者で作業にまだ慣れていないと、ひとつのエラーを解決するのに数時間以上かかってしまうことも珍しくありません。それどころか、何日かけてもエラーの原因を突き止めることができず、疲れて挫折してしまう場合もあります。その点、プログラミング教室に通っていれば、分からない点はすぐに確認できますし、悩んでいることにも助言を受けられるので、効率的に学習を進められます。

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本記事では、プログラミングの基礎知識やプログラミングを学ぶメリットや学習方法について解説しました。子どもの習い事としてプログラミングを検討している保護者の方におすすめしたいのが「コドラボ」です。コドラボでは、楽しみながらこれからの社会に必要なスキルを身に付けられます。まずは、気軽に無料体験予約から始めてみてはいかがでしょうか。

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