休校が延長になり、子どもも家の中での生活に飽きてきた頃ではないでしょうか?
「ゲームやYOUTUBEばっかりしていてウチの子大丈夫かしら!?」と不安になってしまいますよね。
今回は、最近よく耳にする「AI」や「プログラミング」について、ご自宅でもアソビながら、楽しく学習してもらえる無料サービスをご紹介していきます!
ゲーム感覚で気分転換にもなると思いますよ!
3ステップありますので、学年に合わせて学習してみて下さい。
低学年の子はまずは、AI技術を使用したゲームで遊ぶだけでも、
「AIってこんなことができるんだ!」という興味を持つことからはじめましょう!
AIってなに?
学習を始める前にまずは「AI」(人工知能)とはどういうものか?というのを簡単に説明します。
「プログラミング」は人が動作をあらかじめ命令しているのに対し、「AI」は人が指示することなく状況から判断し、行動する「自律性」が備わっているのが特徴です。
また、近年のディープラーニング、機械学習によって、経験や学習によって能力を向上させることができるようになりました。
コンピュータが、何万回、何億回とトライ&エラーを繰り返し、学んでいくのです。
その結果、「囲碁」や「将棋」でプロ棋士に勝つまでに進化し、特定の分野では人間の知能を凌駕するまでになりました。
現在、AIは我々の生活においてもすでに活用されています。
例えば、検索サイトやECサイトのオススメ(リコメンド)機能、Siriやアレクサなどの音声検索など身近なものから、タクシーの配車(どの時間にどこにいけばお客さんがいるかを推測)、顔写真から皮膚がんを識別したりといったことまで出来るようになっています。
現在、データ×AIの第4次産業革命と言われており、AIは今後、あらゆる産業に活用され、ビジネスを再定義し、アップデートしていきます。
これからの時代を生きる子ども達に、データやAIを使いこなす素養を身につけてもらうことは必要不可欠なのです。
それでは、前置きが長くなりましたが、AI学習の3ステップをはじめましょう!!
Step1. AI技術を使ったゲーム
ステップ1はAI技術を使ったゲームを遊ぶことから始めましょう!
「AIってこんなことが出来るんだ!」という興味関心が学びの入り口になります。
ここで紹介するゲームはどれもブラウザで動くゲームですので、パソコンやタブレットなど皆さまのご自宅の環境でお楽しみ頂けます!
1-1.QUICK,DRAW!(クイックドロー)
「Google」が提供するAI技術を使ったイラスト推測ゲームです。
まず、文字で◯◯を描いてとお題が出ます。プレイヤーはお題の絵を描いて、制限時間の20秒以内にAIがその絵が何を表しているかを予想して当てたらOKというルールです。
単純なルールなんですが、20秒という制限時間にハラハラしてうまく描けない、、なかなかAIが自分の絵を当ててくれず、自分の絵心のなさに「AI、ごめん!」ってなりますが、面白いですよ。
このゲームでは、世界中の人が描いた絵をAIが認識し、日々学習しています。すごいですね!
1-2.Semi-Conductor
こちらも「Google」から、オーケストラの指揮者を体験できるゲームです。
人の動きを認識するのでカメラ必須です。腕を動かして、音楽のテンポや音量、楽器を変更出来ます。
実際にやってみると、オーケストラの指揮者気分が味わえてなかなか気持ち良いです。
機械学習ライブラリ「PoseNet」を使用して、人の関節の動きを見ています。これも面白い技術ですね。
1-3.最弱オセロ
冒頭で「囲碁」や「将棋」でプロ棋士に勝つほど強いAIの話をしましたが、こちらは逆転の発想で「わざと負けようとしても勝ってしまう」という「最弱AIのオセロ」です。
どれだけ少なく石を取ろうとしても、勝ってしまうという不思議。強いAIもスゴイけど、弱いAIも愛嬌があって、なんだかかわいいですよね。
Step2. AIの基本的な考え方を学ぶ
ステップ1でAI技術を使ったゲームで遊びながら、「AIができること」を体験してもらいました。
次のステップは、簡単なチュートリアルをしながら、AIの基本的な考え方を学びましょう。
2-1.AI for Oceans
コンピュータサイエンス学習サイト「Code.org」のAI学習カリキュラムです。
AI(人工知能)や機械学習が世界のさまざまな問題にどのように使われるのかについて学習します。
ここでは海洋汚染などの環境問題に触れながら、AIが学習する為にデータが必要なことが体験しながら学べます。
Step3. 実際にプログラミングでAIを使ってみよう!
いよいよ最後のステップです。
ステップ3では、プログラミング学習の定番Scratchを使って、写真やイラストを判別するAIを作ります。
3-1.ML2Scratch
Googleの機械学習技術をScratchから簡単に体験、利用できるようにしたアプリケーション。(作成者:champierreさん)
Scratchも拡張機能がカスタムされた特殊なものになります。
カメラで画像を撮って、ラベルを付けて学習すると、カメラに似た画像が写った時に、判別することが出来ます。
この機能を活用して、ジャンケンを判定したり、商品をカメラに写すと値段が表示される自動レジなど、AIを活用したアイデアを実際に形にしてみましょう!
AI×プログラミングでもっと未来を楽しいものに
本記事では、ゲームで遊びながら、AIでどんなことができるかの興味を持ってもらったり、実際にAIを使ったプログラミングをしてみたりと子ども達がAIやプログラミングを楽しく学んでもらえるように3ステップでご紹介しました。
「AIに人間の仕事が奪われる」といった議論をよく聞きますが、あくまで「AI」も便利な道具に過ぎません。
車や鉄道、電話などの発明と同じように、人の仕事を助ける道具なのです。
現代に馬で移動する人や、手紙のみで連絡を取り合う人がいないように、イノベーションは人々の生活様式を変えていきます。
少子高齢化が進み、生産人口が減少していく日本で、子ども達には、AIやプログラミングを使いこなし、テクノロジーをうまく活用して明るく楽しい未来を作って欲しいと期待しています!
コドラボでは、そんな未来のイノベーターを育てるべく、プログラミングやテクノロジーに子ども達と日々取り組んでいます。ご興味のある方はぜひ、体験授業にお越し下さい!!
コドラボのオンライン講座も配信中!
YOUTUBEでコドラボのオンライン講座も配信中です!Scratchのプログラミングでゲームを作ったり、プログラミングやテクノロジーの楽しさを動画で伝えていきます!ぜひ、チャンネル登録お願いします!!